御霊太鼓の歴史は、今から約270年前の1737年(元文2年)にまで遡ります。
当時の福知山城下町では、天下の逆臣・明智光秀が悲運の死をとげた後に由良川の氾濫が相次ぎ、疫病や飢饉が人々を苦しめました。その後、『光秀』の霊と恐れ霊を慰める為に常照寺で打ちならされたのが『御霊太鼓』の発祥である

と言い伝えられています。
この古き良き響きは、現在の御霊大祭(毎年10月開催)の中でいきづいており、近隣の小学生を対象にした指導が続いています。この思い出を胸に子から孫への伝承を願い、福知山御霊太鼓保存会として『御霊太鼓』を保存継承しています。