農家資格?
田舎暮らしの物件には農地が付いている物件があります。この農地の売買についてはいろいろ規制が多く、基本的には農家資格の無い人が農地(田んぼ・畑)を購入する事はできません。資格が無い人が農業をする事は俗に言う”闇小作”といわれます。ですから農地を購入する為にはまず農家として認められる事が必要になってきます。農地(田んぼ・畑)は農家で無いと購入できないのが原則で、農家として認められる為には筆記試験や実技試験が有ったりするわけでなく、農業委員会が認めた人だけが農業者(農家)となることができるのです。でも、実は農家資格といった国家資格があるわけではなく、農業を経験したことも無い人が本当に農地を購入し実際に農業を仕事として出来るかどうかを、地元の農業委員会が判断し農地を購入しても良いと言いう許可状を発行してくれるのです。この許可状が下りたと言いう事は農業者(農家)として地元の農業委員に認めてもらった証です。最近田舎暮らしの雑誌に若者が農業を本格的に始める記事が沢山掲載されていますが、本当に農家資格が有って農業をしている人は少ないように見受けます。 残念なことに地域によってかなり農業委員会の判断基準が大きく違い、また都会に近いほど難しいような気がします。ナビゲーターの私が田舎暮らしをコーディネートする中で、個人や企業に農家資格を収得するお手伝いをしていますが農家資格取得は最も難しい仕事の一つに挙げられます。だからこそとてもやりがいのある仕事なのですが、農地を正式に購入すると言いう事は並大抵の事ではありません。もう少し簡単に農家資格が収得できればもっと若者が本格的に農業を仕事として起業しやすいのではないかと何時も考えるのです。農地法をもっと簡潔に、平等にわかりやすく改善すべきだと思います。 *農家資格でお困りの事がありましたらお尋ね下さい。
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